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逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃd

ついにやってきた抜歯の日、


歯科医 : 「 緊張してますか?」
すおう : 「 …………怖いです…… 」


先日までは物腰やわらかく映った先生も今日ばかりは
被検体を前にしたマッドサイエンティストに見える


歯科医 : 「 はは、じゃ麻酔しますね 」
すおう : 「 が (ブスッ) 」


柔和な笑顔にほだされかかったところで
容赦なく5ヶ所ほど口内へ注射


歯科医 : 「 今から歯茎切ってくからね~ 」
すおう : 「 ……ふぁい 」
歯科医 : 「 もうちょっとで切れるよ~ 」
すおう : 「 ……… 」


手術用シートで視界を覆われているせいか
ちくいち実況してくれるので大変ありがたくない

ただ麻酔が効いてるせいか切開時の痛みは驚くほどない


歯科医 : 「 一度おクチの中ゆすいどきましょうか 」


当たり前だが麻酔で口がしまらないのでウガイした
先からダラダラと血があごを伝う

予期せぬスプラッタに蒼ざめる間もなくいよいよ抜歯


歯科医 : 「 ……っ、ゼンゼン抜けないねぇ…可笑しいなぁ(汗)」
すおう : 「 あがががが 」
看護婦 : 「 削りますか?」


近所の歯科でも言われたのだが、うちの家系は
歯グキが相当頑丈らしく、いまだ抜けきらない乳歯が
何本か残ってるくらいなんである


歯科医 : 「 …カンシ……、ヘーベル… 」
看護婦 : 「 はい 」
歯科医 : 「 ……だめ…、 もっかいタービン… 」


そこからは削って砕いて引っぱってのリフレイン、
麻酔が効いてるとはいえ神経が近いとさすがに痛い


歯科医 : 「 可笑しいなぁ…、クソッ 」
すおう : 「 ガッ!



ミシッ!!



歯科医 : 「 ……ああっ! なんかもう、ボロボロになっちゃった 」


異音とともに発せられたあの無責任な一言は
たぶん一生忘れないだろう
(痛覚より恐怖心がマサった瞬間)


すおう : 「 うぅ~~~~!!!」
看護婦 : 「 あぁ、手は動かさないで…!!」


半ばパニックで手術台をタップしたのだが、
麻酔がきれだのだと勘違いされさらに3発追加される

ニンゲン極度の恐怖におちいった場合、
「諦める」 か 「逆ギレ」 するかのどちらからしいのだが
自分は間違いなく後者のようだ (ようは暴れた)


歯科医 : 「 ……ちょっと○○先生呼んできてくれる?(汗)」


最後には2人がかりでほとんど力ずく、
もう顎が痛いのか押さえこまれた腕が痛い
のかすら分からない始末


歯科医2人 : 「 抜けた……っ!!!」


死闘30分のすえ、
安堵の歓声とともにやっと1本の抜歯に成功

縫合中は放心してたらしくほとんど覚えてない



歯科医 : 「 痛かったよね~~、ホント御免ね~~ 」


手袋をダストへ放りながら何度もわびる担当医、
その隣りで器具を片しにかかる看護婦さん

間のびした空気におもわず首をひねる


( ……もしもし?)


いっそのことそのままズラかりたかったのだが
先延ばしになるだけなので
観念してジェスチャーで天井を指す (しゃべれない)




看護婦 : 「 …………あ、」
歯科医 : 「 ………上の歯まだだね…… 」


とたんに診察室を漂うどんよりムード

泣きたいのはこっちだった

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